初めてのアルルです!

古代ローマの面影を残す南フランスの街「アルル」
ローマ時代の遺跡がフランス国内で一番多く残っているといわれるアルルは、
南仏特有の明るく陽気な雰囲気を感じられる観光地です。
<ローマ遺跡とロマネスク様式建造物群(1981年)>
プロヴァンス地方にあるアルルは、古代ローマ時代から中世にかけて繁栄しました。
町の至るところに当時を偲ばせる「古代劇場」や「円形闘技場」などのローマ遺跡、
ロマネスク様式の建造物が点在しています。
これらは「アルル、ローマ遺跡とロマネスク様式建造物群」として、
1981年、文化遺産に登録されました。
<ファン・ゴッホとアルルの歴史>
1888年2月にファン・ゴッホはアルルの地に辿り着きました。
芸術家たちが互いに刺激し合いながら共同生活を送ることを夢見ており、
ゴーギャンなど芸術仲間をこのアルルの地に呼び寄せたのです。
ゴーギャンがアルルに来たのは、同年10月になってからでした。
ファン・ゴッホは夢見た暮らしに気分も高揚したのか、筆がどんどん進みました。
この頃に『ひまわり』を始め、
『夜のカフェ』、『ファン・ゴッホの寝室』、『ローヌ川の星月夜』、
『アルルの女』などの名作が生まれたのです。

※ゴッホも愛した南フランスの古都、世界遺産のローマ遺跡が眠るアルル!
のんびりと散策することができました!
|

アマディユー・ピショの噴水 |
カヴァルリ門を抜けて円形競技場途中の
分岐点に1887年に建立
 |

円形闘技場 |
紀元前1世紀頃に作られたもの
2層で60のアーチからなる巨大な闘技場
19世紀に闘技場として再建
 |

古代劇場 |
紀元前1世紀頃に作られたもの
6世紀頃には城塞となり、
19世紀以後に発掘され、現在の姿に復元
 |

コンスタンティヌス共同浴場 |
4世紀には温度の違うお湯に順番に入り
リラックスしたとされる共同浴場
 |

オベリスクのあるレピュブリック広場 |
ロ上部の先端に向かって細くなる独特の形。
その形から「アルルの針」とも呼ばれています。
紀元70〜80年頃、アルルのキルクロマンの
スピーナにある折り返し点の標識
 |

聖トロフィーム教会 |
11世紀に建造されたロマネスク様式の教会。
タンパン(正面入口上部の半円部分)や
回廊の柱の彫刻はロマネスク様式の傑作
 |

市庁舎 |
レピュブリック広場に面した市庁舎。
古代フォーロム地下回廊は
この市庁舎の一角が入口
 |